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Deathrash Armageddon お知らせ/新入荷他

Deathrash Armageddon(レーベル)のお知らせ、新入荷/再入荷情報他をアップしていきます。

Sex Messiah / Evil / Immortal Death - The Pact of Sex, Evil, and Death 3way split CD 

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Sex Messiah / Evil / Immortal Death - The Pact of Sex, Evil, and Death 3way split CD 2200円
日本/日本/日本 Sex Desire Records 008 Regular ver. LTD.400

1. Ryo, Masaharu and Moenos - Intro
2. Sex Messiah - New studio recording
3-4. Sex Messiah - Live at NWN FEST VOL.VI in Tijuana, Mexico
5-7. Evil - New studio recordings
8-9. Immortal Death - New studio recordings
10. Immortal Death - Live in Osaka
11. Moenos, Ryo and Masaharu - Outro

アメリカ・テキサスでのNWN Fest 6.66出演に絡めたUSミニツアーを4月に慣行し、そして5月にはフィンランドで行われるSteelfest XI参加も控えているSEX MESSIAH。2ndアルバム発表直後から沈黙を貫いてきたEVIL。各種デモが発売後早々に完売を記録しているIMMORTAL DEATH。この3組によるSplit CDを、Moenos氏が敢えて慌ただしいさなかにリリースするのは、彼女がこれまで歩んできたブラック・メタル・ミュージシャンとしての活動歴に於いて、今ようやく真にやりたかったことに近づいているという実感を得ていて、その創作意欲を留めておきたくないという想いが強いからではないか?と考えながら、このCDを聴いています。

例えばこのSplitでは、各バンドの音源提供だけにとどまらず、Moenos氏とEVILの共同制作によるトラックもあり、また、タブーに踏み込むことを恐れないと言うIMMORTAL DEATHの072氏によるレイアウトは、ブラック・メタルの基本理念と合致します。さらに私自身の感じたことを付け加えさせてもらうと、ここに参加している3バンドには、いずれもジャパニーズ・メタル/エクストリーム・ミュージック・アーティストとしての誇りだとか、そんなしょうもないところをアイデンティティとはしていない頼もしさを感じさせます。EVILの歌詞は日本語だし、Moenos氏は所謂ジャパノイズのアーティストをリスペクトしていることもわかっています。しかし、日本のアンダーグラウンド・ミュージックが外国人のマニアを熱狂させているという事実を数ミリ程度誤って解釈し長年歩み続けた結果、80年代に我々が熱中したパンク・バンドやアバンギャルド・ミュージック開拓者達が声高らかに唱えたNo More Censorshipというカウンター・カルチャーの理念は、輸入製コンプライアンスの普及も伴って完全に骨抜きにされ、ドメスティック・シーンは衰退する方向に進んでいるのではないでしょうか。Moenos氏の昨今の精力的な日本国外での活動は、日本での不毛な活動に見切りをつけてヨーロッパで熱狂的な信者を獲得していった90年代の日本製アンダーグラウンド・ヘヴィメタル・ミュージシャン達の姿勢とダブります。

このたびの3 Way Splitでは、各バンドの新曲はライン録りを禁じ、つまり一発録りを条件に提供し合ったとのこと。奇しくも、私はこの三者いずれもライブ音源に非常に魅了されていて、特にEVILとIMMORTAL DEATHは、ライブ音源を彼らのベスト作品として推してきました。沈黙を破って披露するEVILの新曲が、ハードロック・テイストもにじませるブラック・メタル組曲となっているのは、ファンの間で物議を醸しだすことでしょう。"Live Nekromance" TAPEで聴かせた破壊力が、マジックではなかったことをIMMORTAL DEATHも証明しています。そして、Abaddrums "SEXXX" Grinder氏が叩き出す純正の南米製ビートにより、完璧なる無国籍ピュア・ファッキン・アーマゲドン・ブラック・メタルを確立したSEX MESSIAHは、4月22日にEarthdomで行われたこのCD発売記念ライブに於いても、ブラック・メタル・ノイズ・リチュアルを見事に表現しきっていました。

前代未聞のビッグ・プロジェクトも発表され、日本の大阪という地に、世界中のアンダーグラウンド・エクストリーム・ミュージック・マニアの注目が集まっている中、Moenos氏が本作3 Way Splitアルバムのトータル・プロデュースを成し遂げたことは、大きな意義があると確信しています。

(RECORD BOY 大倉 了)

(レーベルインフォメーションより)

Sex Messiah@Metal-Archives
Evil@Metal-Archives
Immortal Death@Metal-Archives
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本日発売!Deathxecutor CD / Goatsmegma Live Tape / HellAvenger Tape 

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Deathxecutor (デスエクセキューター) - Arbol De Los Muertos CD 1980円
チリ Deathrash Armageddon
南米チリのレイジング・ヴァイオレンス・ブラックメタル、Deathxecutorの1stアルバム!
極上のレイジングなブラックメタルを多く輩出するチリシーンの中でも最も荒々しく、ささくれだったサウンドが特徴のバンドです
Sodom、Sarcofago、Parabellum、Hades Archer、Abhorerなどのファンにオススメ!
Deathxecutor@Metal-archives
[youtube:g2QuBZkpaYE,200x200]


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Goatsmegma - Live at Black Silesia festival V テープ 1100円
エストニア Deathrash Armageddon
2022年6月11日、ポーランドで行われたBlack Silesia Festival Vでのパフォーマンスを収録したライブテープ
こういうスタイルのバンドにしては珍しく、リリースの少ないバンドです
2019年に1stアルバム、2020年にAntichristとのsplitアルバム、そして2022年の2ndアルバムと3タイトルしかリリースしていません
それじゃあ、このタイミングでライブテープってどう?とオファーしてみたところ、ちょうど今回作品にしたライブ録音があるからやろう!ということで、このリリースが実現しました
モコモコのライブ録音ではなく、生々しすぎる録音具合がバンド名の酷さと相まって、本当に音楽史に汚点を残す作品となっています!
Taste the Fukking SMEGMA!!!
限定200本
Goatsmegma@Metal-archives


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HellAvenger (ヘルアヴェンジャー) - Lord of the Burning Abyss / The Primordial Flame テープ 1100円
チリ Deathrash Armageddon
2019年の1stデモ「Lord of the Burning Abyss」と2021年の2ndデモ「The Primordial Flame」を収録した編集盤のジャパニーズ・エディションテープ、新装アートワーク!
Force of Darkness、Ammit、Communionなどのメンバーによるバンドで、ミスティックでヴァイオレンス、そして完全鋼鉄なブラック・スラッシュ!
RazorのExecutioneer’s SongやSabbatなどを思わせる極上の感触!
デモ単独やこのコンピレーションも複数種類リリースされ、すでに注目を浴びているようですがそれも非常にうなずける内容です!
限定50本
Hellavenger@Metal-archives

新入荷&再入荷!!!! Beherit、Goat Semen他 KVLT便!!! 


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Beherit - Celebrate the Dead デジパックMCD 1600円
フィンランド KVLT
2012年リリースの2曲入りですが、どちらの曲も10分以上有ります
A面のDemon AdvanceはアルバムEngramにも収録されていますが、これはデモヴァージョンを収録。
B面のCelebrate The Deadは今のところこれにしか収録されていません
NWN!からの分厚いジャケットのアルバム再発や、アルバムのKVLT盤、NWN!盤、ブラジル盤などのコレクションに目が行きがちですが、
こういうシングルとかミニアルバムもちゃんと押さえておきたいですね〜!
@Metal-Archives

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Beherit - At the Devil's Studio 1990 デジパックCD (KVLT) 1800円
フィンランド KVLT
発見された1stアルバム音源!との触れ込みで、Hell's Headbangers盤オリジナル発売当初は相当話題で、中々のベストセラーでしたが、今回はフィンランド盤LP(kvlt)での入荷です
この録音は中々にドシャドシャ感の強い感触で、他のBeheritのアルバムと比べていかがでしょうか?
人によってはこれが一番ストレートに脳天を直撃するという場合もあるのではないでしょうか?
基本、マスト&名盤ですね!
@Metal-Archives

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Beherit - Bardo Exist デジパックCD (ボーナスディスク付き) 1800円
フィンランド KVLT
まさかの2020年最新作、metal-archivesに準拠すると6thアルバム、The Oath of Bloodを入れると7thアルバムということになります。
LPもCDも初回盤はボーナスディスク付きとなります。
このボーナスディスクはLPのCD版が付いているんじゃなくて、別内容です。
いわゆるこれはアンビエントアルバムですが、やっぱりBeheritだなぁという感じがかなり充満していると思います。
2019-2020年にNuclear Holocaust Vengeanceさんが作ったようで、再発云々はちょっと置いといて、Celebrate The Dead、Engramと来てここでこれ!というのはもう非常にBeheritらしいとしか言いようがないですよね。
アンビエントか〜という人はもう置いてきますよ(笑)
今後どのレーベルからどういう形で再発されようが、これがオリジナル盤ということだし、初回盤ボーナスディスク付きですから、万が一買って後悔しても2-3日で忘れるでしょうけど、買わなかった後悔はずっと続きますしね。
@Metal-Archives

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Beherit - Drawing Down the Moon CD (KVLT) 1800円
フィンランド KVLT
皆さんよくご存知だろうし、悪い子のみんなは何らかのフォーマットで持ってるだろうけど、KVLT盤CDを入荷させてみました。
The Oath Of Black Bloodはデモと7’の音源だったし、近年1st LPのための録音だったというのも(At The Devil's Studio 1990)発掘されていますが、
データベース的に一番最初のLPというかアルバムに当たるのが今作、ということでよろしいでしょうか?
metal-archivesの表示基準ではそうなります。
大名盤、ウルトラクラシック!!
デモや7’インチ云々、色々ありますが、Beheritを聴くならまずThe Oath Of Black BloodとこのDrawing Down the Moonからでどうでしょう?
マストアイテムでございまっす!
@Metal-Archives

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Beherit - Electric Doom Synthesis デジパックCD 1800円
フィンランド KVLT
96年、The Oath Of Black Bloodをフルアルバムとしてカウントしないと3rdフルアルバム、名盤ブラックメタル・アンビエントです!
で!
当時はカセットとCDのみ、LPは2007年にPrimitive Reactionから2枚組で出てたんですが、多分それはCDと内容ちょっと違うのかな?
すいません、詳しい方、教えてください(笑)
で、これはLP1枚モノで、おそらくオリジナルCDの内容を踏襲したもの、ということでよろしいでしょうか?
オリジナルを踏襲したLPとしてはこれが最初ですね?
全然違ったらすいません(笑)
前作H418ov21.Cのスタイルを踏襲しつつも、手法、まとまりなど明らかに進化しています。
@Metal-Archives

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Beherit - Engram CD 1800円
フィンランド KVLT
2009年まさかの復活フルアルバム!
初期のドロドロゲロゲロのスタイルは天然のド固まりたったし、後の方はアンビエントだったし、復活はどーなってるんすかね?と思った方もいるでしょうけど、これがガリガリっ!と言う事で、リリース当時話題でしたね
初期のスタイルを踏襲しつつも、ざっくりとした感触はBathoryのBlood Fire Deathみたいな要素を取り入れたと言うと安易すぎますかね?
非常に完成度の高い一枚となっています。
こういうのって意外と、最高なのは初期だけど、よく聴くのはこれ!みたいになったりしますよね
@Metal-Archives

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Beherit - H418ov21.C デジパックCD 1800円
フィンランド KVLT
94年、metal-archivesの表示基準でThe Oath Of Black Bloodをフルアルバムとしてカウントしないと2ndフルアルバムとなります。
名盤ブラックメタル・アンビエントです!
しかしアンビエントと言っても、ただシンセでぽわ〜ん!じゃなくて、方法論としてはむしろGoatvulvaまで戻っているというか、
邪悪なフラグメントを撒き散らすようでありながら、アルバムとしてバチっとキマってるのが奇跡的というか才能ですね。
手法が打ち込みとか電子楽器になっただけで、本質は全く変わっていません。
アンビエント、シンセと聴いて、そう言うのはちょっといいかな〜と思ってる人には、むしろぜひ聴いて欲しい1枚でもあります。
Abruptumとの比較研究なんていうのはどうでしょう?
@Metal-Archives

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Embrace of Thorns - Revelation of all Sins デジパックCD + DVD 1800円
ギリシャ Saturnal Records
リリースは2021年ですが内容は2015年のギリシャ/アテネでのライブを収録したCDとDVDです
2015年と言うことはアルバムで言うと2014年の4thアルバム「Darkness Impenetrable」と、2018年の5thアルバム「Scorn Aesthetics」の間です
ガッチリ抑えている人は、じゃあドラムは誰なんだ?と言うことになりますね
はい、ここでは5thアルバム「Scorn Aesthetics」でもプレイしているMaelstromさんです!
パッチ付き!
@Metal-Archives

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Flame - Ignis Spiritus MCD 1700円
フィンランド Primitive Reaction
新譜来たっーーーー!と思ったら、イントロ1曲を含む5曲入りで、ミニアルバム扱い。
焦らすねぇ〜!
でもこんなかっこいいジャケだし、内容も当然最高だからオールオッケー!
個人的にはStudio Perkele SessionsのCDをよく聴くんだけど、それよりは過去アルバムに近い感触かな?
もう真性暗黒鋼鉄で、キメの要所要所でガニ股ガッツポーズを決めたいバンドですね
Nifelheim、Sabbat、今作ではHades Archerもちょっと思い起こしたかな、とにかくそういったモノホン鋼鉄バンドが好きなら、
もうこのバンドは絶対オススメっ!
@Metal-Archives

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Goat Semen - Ego Sum Satana CD 1800円
ペルー KVLT
再入荷!!!
2015年1stフルアルバム!
この機会にちょっと振り返ってみますと、2000年の’00 Promoデモ、なんと言ってもこれでノックアウトされたのを今でも覚えていますが、
その名を一気に広めたのは2002年のDemo 1でしょう!
当時、うちでもテープを何回も再入荷したし、LP化も単独で2回、さらにAnal VomitやSabbatとのsplitにも使用したりしてるので、聴いたことないではすみません。
帯付きLPはまだ在庫有るのでそちらもチェックしてください
その後、Deathrash ArmageddonからRaids The North LPが出たり、ちょこちょこ動きはあったんですが、何といってもバンド、というか中心人物約1名のイヤイヤ期が有りました(笑)
そんな中でギターのLevifer氏が抜け、ベースが入ってというメンバーチェンジ…..またやる気になっているようだけど、正直、どうだろ?と思った私たちを今度はいい意味で完全に裏切ってくれたのが2015年リリースの1stフルアルバムでした!
内容、檄最高!で、確かにLevifer氏とはちょっと違うスタイルだけど、全体で見ると全くマイナスポイントは見つからず、ガリッガリのギッシギシのGoat Semen全開!!
いやー、当時非常に感動して、Erickさんに伝えたところ、「あー、結構みんな同じこと言ってて、メンバーチェンジでも全然変わらないって。まぁ結局、曲とか展開から細かいフィルインみたいなものまで全部俺がやってるからね。映画監督みたいだねなんて言われたよ」ということで、完全に納得。
ゴートだ、南米だ、ベスチャルだと言っても、これを聴かにゃー話にならんべさ!
ド名盤!!!
@Metal-Archives

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Goat Semen - En Vivo En Lima Hell CD 1800円
ペルー KVLT
持ってますよ?と言う人も多いでしょうけど、ちょっとお待ちを!
CDはFrom Beyond/オランダ盤、そしてAstral Holocaust/ペルー盤が出ていて、Hell’s HeadbangersはLPだけですね?
そうでしたっけ?
なんかもうどうだったかな?と思っちゃいますが、doscogsとmetal-archives見るとそうですね
で!これはフィンランドKVLT盤です。KVLTは熱心にサポートしていますね。
@Metal-Archives

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Impurity / Black Feast - In Blood… / Weltering Shadows… CD 1800円
ブラジル/フィンランド KVLT
まずImpurityは2010年のリハ音源と89年のリハ音源を収録しています。
ただ2010年のはリハ音源とは言ってもいわゆる練習テープみたいな音質ではなく、別に普通のアルバムの音質一歩手前くらいかな?
アンダーグラウンドのバンドならこれでアルバムですと言ってもいいくらいの録音です。
ネタバレかもしれませんが、いきなりのショートカットチューンで悶絶!
そして極悪チューンの連打!連打!連打!
テンポ落とした時のダルダル感が鬼シブい!
89年のリハはいかにもリハ録音という感じですが、こういう方がイイ!という変態も多いでしょう。
もうただサタニックなノイズメタルの塊です。
続くBlack Feastは、これは凄いっ!!!
イントロの後の本編で鳥肌ゾワーーーーーーーーーっ!!!でっす!
これはちょっと感動するくらい凄いですわ!
モロBeheritなのはそうなんですが、BeheritよりもBeheritといった感じでしょうか?
ジャケットの中は両バンド極悪写真満載でこれも最高でっす!
Impurity@Metal-Archives
Black Feast@Metal-Archives

新入荷&再入荷!!!! 

新入荷&再入荷!!!!

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Darkthrone - Eternal Hails LP 2800円
ノルウェー Peaceville
2021年19thアルバム!
ブラックメタルを代表するバンドの一つですが、さすがにアルバムを20枚も出していると時期によってスタイルが若干違っていますね
最初期のテクニカルデスメタルからプリミティヴなブラックメタルスタイルに変わって名盤3部作、その後はCeltic Frostの影響を色濃く出しながら徐々にメタルパンク的色合いを出し、以降ヘヴィメタルルーツを曝け出しながらもCeltic Frostな基本を押さえ、独自のスタイルを確率しましたね
こうなると比較対象はもはやブラック・サバスとかアイアン・メイデンも名前を出したいですよね
それは音楽性云々ではなく、サバスやメイデンも各時期で微妙に音楽性の変化はありますが、発表時は世間を驚かせたような変化球的アルバムもそれぞれが当然ハイクオリティでいい仕事してるんですよね
Darkthroneはその2バンドほど大きな音声の変化はないものの、やはり例えばUnderground Resistanceみたいなクリーンボイスというかハイトーンでトラディショナルメタルっぽいものはやはり衝撃でしたよね、今後はこれでいくのか?みたいな(笑)
さて、この19作目のEternal Hailsですが、メタルパンク臭さはなく、かといってトラディショナルなメタルな感じもなく、シンプルなDarkthrone節といった魅力が詰まっていますね
正直、その20枚の中で比べると地味かな?例えば20枚の中でこれが一番好きという人も相当珍しいでしょうし(笑)
でも、親父の説教やいい酒、そしてこういうシビーやつは後から効いてくるので要注意でっす!
ジャケットもかっこいいので、CDだけでなくLPでも持っていたいやつです。
@Metal-Archives

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Autopsy - Mental Funeral CD (3 bonus tracks) 1800円
アメリカ Peaceville Records
1991年の大名盤2ndアルバム!
発表から30年以上経った今でもこのアルバムの残虐性は非常に新鮮です!
@Metal-Archives

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Beherit - Engram CD 1900円
フィンランド KVLT
2009年まさかの復活フルアルバム!
初期のドロドロゲロゲロのスタイルは天然のド固まりたったし、後の方はアンビエントだったし、復活はどーなってるんすかね?と思った方もいるでしょうけど、これがガリガリっ!と言う事で、リリース当時話題でしたね
初期のスタイルを踏襲しつつも、ざっくりとした感触はBathoryのBlood Fire Deathみたいな要素を取り入れたと言うと安易すぎますかね?
非常に完成度の高い一枚となっています。
こういうのって意外と、最高なのは初期だけど、よく聴くのはこれ!みたいになったりしますよね
@Metal-Archives

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Masacre - Barbarie y sangre en Memoria de Cristo CD 1800円
コロンビア Hateworks
93年の4曲入りEP (オリジナルは12インチ)にライブを追加したCDです
91年のOla de Violencia 12インチとカップリングでLP再発したやつは@Metal-Archives

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Mayhem - De Mysteriis Dom Sathanas CD 1800円
ノルウェー PHD
説明いる(笑)?
ま、しかし、オリジナルリリースは94年ということで約30年前。
Youtubeに関連ドキュメンタリー動画もあるし、Lord of Chaosの翻訳本や日本語字幕映画がアマプラにあるのを考えると、
そっちを観てもらうのが一番早いんだけど、ボーカリストのDeadが自殺、放火や殺人などでインナーサークルへの加熱する報道と警察の捜査などで遅れていたアルバムで、
ハンガリーTormentorのボーカリスト、アティラを招いてグリーグ・ホールで録音された1stフルアルバムにしてブラックメタルの金字塔です
ベースはギタリストのEuronymousを刺殺したBurzumのVarg、事件後ベーストラックは差し替えられるはずだったが結局そのままリリースされたという音楽以外の部分もイカれた逸話が相当詰まっています
Youtubeのドキュメンタリー動画でグリーグホールのエンジニアさんにインタビューするのが上っていますが、映画Lord of Chaosでの描写とちょっと違っています
映画ではホール内のスタジオというか部屋的なスペースで描写されていますが、ドキュメンタリーではエンジニアさんがホールで録音したとその場所に立って説明しています
ちょっと英語のリスニングが自信無いんだけど、ホールの音響板みたいなのを開いたって言ってたかな?
客席部分にアンプを設置していわゆるアンビエンスを重要視した、と。
レコーディングスタジオというと狭い場所が多いので、公共のホールで天井の高い場所というのは凄い発想です
元々はOld Funeralが使い始めたようだけど、おそらくだけどそれはホールではなく、スタジオ/部屋だったのでは?(それでも広いだろうけど)
単純に比較出来ないけど、日本で言うとサントリーホールとか渋谷公会堂、新国立劇場でブラックメタルを録音しました!みたいな事なんだと思うなぁ
しかも録音の音だけじゃなくて、内容、そしてトリヴィアとか武勇伝の方まであれですしね
全身の毛が全て立つような凄さが充満したモンスターアルバムでっす!
@Metal-Archives

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Nocturnal - Serpent Death CD 1800円
ドイツ Dying Victims Productions
悪い子はみんな大好き、現代ジャーマンスラッシュの背徳の掟、Nocturnalの2021年4thアルバムでっす!
初期の黒いスラッシュも凄かったし、そして何と言っても2nd、3rdでのTyrannizerさんが素晴らしかったわけですが、
この4thアルバムは新たにInvokerさんが加入して最初のアルバムになるわけです
2nd、3rdでのTyrannizerさんが歌の面も見た目の面もあれだけ存在感があったわけですから、さてどうなってるのか?と思った方も少なくなかったと思いますが、
全然心配入りませんでしたね
これだけ徹頭徹尾、鋼鉄なジャーマンスラッシュな訳ですからっ!
なんだかむしろアンダーグラウンド感がましているような気もします
@Metal-Archives

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Pentagram Chile - The Malefice CD 1800円
チリ Cyclone Empire
チリペンというらしいですが、私にとってPentagramはチリなので、一瞬どして?となりますが、アメリカの大御所とごっちゃにならないためなのかな?
87年のChainsaw Murderからの7インチがウルトラ名盤すぎて、聴くたびにジュワッとしちゃいますが、
このアルバムがこれまたゴイスー!なんですよ
活動がもう時期40年になろうとしていますが、何と2013年のこれが唯一のフルアルバム!
そりゃちょっと殺生ですよ!
でも、これが内容すごいんですわ!
タイトというか超硬質な演奏、焦らして捻ってツボをつきまくる楽曲、これが素晴らしい!
比較対象はTriptykonとか再結成Amebixとかでしょうか?
ドラムはこのアルバムの時期からSadismもやっているメンバーに変わっているようです
時折ねじ込んでくる3拍子というのもあのEPを愛している私たちのツボを大変ここえていらっしゃる!
悶絶!!
@Metal-Archives

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Sepultura - Morbid Visions / Bestial Devastation CD 1800円
ブラジル Roadrunner Records
まともなスラッシャーはAriseあたりが頂点で、Chaos A.D.あたりまで?
それ以降が好きという人とはメタルの話は出来ませんね(笑)
個人的にはSchizophreniaもBeneath the Remainsも、そしてAriseも全然好きじゃないのでSepultiraはBestial DevastationとMorbid Visionsだけ!
というわけで、これはその2つの音源をカップリングしたCDです
Bestial Devastationは85年、Overdoseとのsplit LPとしてリリースされたもので、あのCogumeloの最初のリリースでもありまっす!
音源は残していないけど、この録音より前はボーカルがSarcofagoのAntichrist Wargnerだった、ということで合っていますでしょうか?
Venom、Motorhead、Sodom、Kreator、Judas Priest、そしてKaaosやTerveet Kadet、Olho Seco、Ratos de Poraoなどのハードコアを聴いて、とにかく速く、とにかく重く、そして邪悪に!とやったのがこれなんだと思います
続く86年の1stアルバムMorbid Visionsも金字塔ですね!ウルグアイのPheretrumなどもこれを参考にしています
とにかく押せ押せの汚いデスラッシュで、これがSepulturaですよ!
コロンビアのバンドや、例えばGoat Semenなんかでも改めてこれを聴くとその影響の強さが伺えます
ド名盤!!
@Metal-Archives

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Sodom - Demonized CD 1800円
ドイツ Floga records
こういうのが正規再発されるというのは凄い世の中になりましたね
昔は商業誌を中心にしちゃうとこういうのはゴミ扱いでしたが、ファンジンなどではちゃんと評価されていたし、
当時の東京のシーンを知る人に聞くと、雑誌にどう書かれても別にみんな普通に聴いてたよ、という事らしいです
しかし、それもあくまでIn the Sign of Evil以降の話で、これに収録されている83年のWitching Metalデモ、84年のVictims of Deathデモということになると、
その後のテープトレードでもそんなに出回っていたものでもないように思います
VenomやMotorheadがその源流なんだろうけど、当然それに類するようなその当時最強/最凶なバンドは参考にしていたでしょうね
個人的にはGBHとかExploited、Dischargeなどからの影響がどれくらいあるのか興味がある部分です
あと当時、普通にでもテープとして売っていたのか、そうならどの程度売れたのか、もしくは配ったものなのか、ですよね
過去にブートにもなっていましたが、これはオフィシャルなので音質的にも決定版と言っていいでしょう!
In the Sign of Evilとかを聴いていてもこれは衝撃、Victims of Deathに至ってはもうウルトラメタル!
聴かずに死ねるかっ!
@Metal-Archives

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Varathron - Crowsreign CD 1800円
ギリシャ Floga records
2004年3rdアルバム!
1曲目でマヂ、これは度肝抜かれますねっ!
Spirogyra(UK)みたいじゃないですか、これ!?
続く曲ではトラディショナルメタルなギターハーモニーから一気に邪悪な展開にドーン!
コンセプトアルバムとかアヴァンギャルドとかというよりも戯曲とか叙事詩といった方がピッタリくるような目眩く独自の世界観!
近いのはやはりSighとかですね?
でもやはりSighはSighで、VarathronはVarathronなので、それぞれ順を追って聴くとそれぞれそのアルバムで効き目が違います
ボーカルの人が中心っぽいので、ボーカルの人の世界観なのでしょうか?
全然説明出来ないけど、とにかく凄い!しか思いつきません
プログレっぽくするためにシンセ入れて変拍子入れてみましたというフリだけとは1億光年の違いがあります
変拍子みたいなのは入っていないし、仮にこれをプログレのような感じで聴いたとしてもかなり異端でしょう
ハードルは低くありませんが、絶対にトライしてみるべきバンドです!
@Metal-Archives

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Varathron - Patriarchs Of Evil CD 1800円
ギリシャ Agonia Records
2018年6thアルバム!
2023年5月現在でこれがフルアルバムとしては最新作です
これも相当凄い!
デカめの音響のいい会場でライブ体験してみたいですね
Satyriconがオペラコーラスとやっているビデオがありますが、ああいう会場で演奏させたら凄いでしょう!
もっとメジャーっぽいバンドがやる間違いは、こうなると録音がすごくオーバープロデュースになって、ドラムって本来そういう音か?みたいだったり、
はいはい、上手い上手いと嫌味を言いたくなるようなどのバンドも一緒じゃん?というボーカルだったりするんですが、
これは違います
クリアかつパワフルだけど一連の流れを踏まえた音作りだし、ボーカルもちゃんと自分の声とかスタイルをキープしています
オススメ!
@Metal-Archives

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Varathron - The Lament Of Gods CD 1900円
ギリシャ Vic Records
99年、Mercyful Fateのカバー(しかも、Nun Have No Fun)を含む6曲入りミニアルバム!
1曲目からメッチャギリシャ!
若い頃はキーボードとか鬱陶しいわ!とか思ったけど、おさーんになるとこれの良さがわかりますね!
しかしキーボードとかダルダルな部分に気を取られていたらエラいことになりますよ
ドラムのぶっ叩き感、ボーカルの咆哮、ギターのエッジ、そしてアートワークや世界観、どれも殺傷力相当高いでっす!
@Metal-Archives

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Whiplash - Messages In Blood CD 1800円
アメリカ Back on Black
84年のThundertruckデモ、85年のLooking Death in the Faceデモ、そして85年のライブを多数収録した親切盤!!
86年の1stアルバムPower and Painや、87年の2ndアルバムTicket to Mayhemはみんな擦り切れて2枚目3枚目買ってると思うけど、
こういうデモのオフィシャル再発は音質的にこれが一番てっぺんなんだろうということで納得出来るのが最高にいいですよね
しかし、このデモの80’sアメリカンな録音、絶妙なアメハーを思わせる部分と完全に硬派なヘヴィメタルのクロスオーバーがたまらんというか、驚異的ですよね!
この時期、こういうバンドがおそらくたくさんいたんでしょう、もちろんそれは数ヶ月程度の差でもっとスラッシュになったり、もっとハイトーンになったりと別の道を進んだんでしょうね
世界各国の汚いスラッシュということで掘っていくと必ずぶち当たるこのWhiplashですが、ここからクロスオーバーでもアメハーでも世界が広がっていけるのが最高にたまらんです!
1st、2nd、そしてこのデモ音源、完全必聴でっす!
@Metal-Archives

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Emperor - In the Nightside Eclipse CD (Paper Sleeve) 1800円
ノルウェー Candlelight/Spinefarm Records
94年リリースの1stフルアルバム!
2ndのAnthems〜も名盤だけど、ボーカルとか演奏が上手くなってるし、音も最高になってるからね〜
頭のおかしい私たちが好きな初期Emperorはここで一度最高潮に達していますね
このアルバムみたいにやろうとしているバンドも多いんだろうけど、そういうバンドはこのアルバムの私たちと違う部分が好きなんだろうなぁ
レーベルではデジスリーブ、データベースではPaper Sleeveとなってるけど要するに紙ジャケット、でも日本のメジャーレーベルみたいな厚いのではなく、そういうのと比べるとちょっと薄手の感触です
このバージョンはボーナストラックとして94年のAs The Shadow Rise 7’EPの3曲を追加収録しておりまっす!
@Metal-Archives

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Rotting Christ - Passage To Arcturo デジパックCD 1800円
ギリシャ Season of Mist
オリジナルは91年リリースの12インチ/ミニアルバムなんですが、再発も何度もされていてボーナストラックとかが微妙に違いますね
これは本編の他にDawn of the Iconoclast EP (’92)の音源とSatanas te Deum Demo (’89)から1曲で、合計8曲入りとなっています
初期のグラインドの影響スタイルからいよいよ本格的にザ・ギリシャ!という感じになっている作品ですね
これの前のSatanas TedeumやMonumentumとのsplitでもそうなっていますが、こっからいよいよなのはそうですね
個人的にはAmebixとかそういうバンドからの影響なんだろうと考えるけど、そういう意味ではやはり度が過ぎていて、
明らかに独自の世界観となっています
Amebix、Anti-Sect、Deviated InstinctなどからProphecy of Doomまで行っちゃうとそこからRotting Christはもう完全にお隣さん状態です
そっちを聴いていなくて、こっち側からの人は逆を辿ると面白いでしょう!
でも、これを改めて聴くと南米のギリシャみたいというのは別次元のダルダルさがありますね(笑)
ま、ちょっと名盤かつ基本アイテムすぎるので余談ばっかりになっちゃいましたが、一家に一枚以上(色んなバージョンでね)の大名盤でっす!
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Angelcorpse - Exterminate CD 1800円
アメリカ  Osmose Productions
1998年2ndアルバム!
基本は1stと同じザラッザラのブラック・デスラッシュですが、アンサンブルとして僅かに幅が広がった印象ですが、1曲だけギターがゲスト参加しているのを除くと、基本的にはトリオなんですよね〜。
確かに余計な音は入っていないけど、とりおでここまでカチッと聴かせるのはさすがとしか言いようがありません。
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Angelcorpse - The Inexorable CD 1800円
アメリカ Osmose Productions
1999年3rdアルバム!
このアルバムからドラムがTony Laureanoに交代。
僅かにスピード感が増した感じがします。
レコーディングも基本は同じだけど、ミックスの具合なのかマスタリングの具合なのか、ちょっと全体が前に出ています。
音楽的にはもう別にコメントすることが無いというか、相変わらずのガリッガリのザラッザラ!!
勝手な推測ですが、Impietyはここら辺のAngelcorpseの影響をKaos Kommand696以降で昇華させているのだと思います。
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